丸太

丸太は国産古材でもっともポピュラーな素材です。形状や表情は千差万別、スラッと穏やかなものもあれば曲がりくねっているもの、凹凸のないプレーンな表情のものもあれば大工さんが刻んだチョウナ模様が入ったものなど、1本1本それぞれが人間のようにあふれる個性をもつまさに古材らしい古材です。


丸太の1方を製材(カット)して作られるこの形、主に施工の際の設置面を安定させる為にもちいられます。天井に丸太をつけたい、壁に丸太をつけたい、といった場合に、丸太のままでは曲面ですのできちんと設置できません。そこで1面をカットして平面をつけるのです。丸太が天井や壁に埋め込まれているかのように、見事な収まりとなります。



天井に設置する為、丸太の1面をカットしたもの。既存の天井に貼り付けるリフォームの為に製作しました。完成後は写真の通り、天井の中に古材が埋め込まれている様です。



上記同様、天井に設置する為、丸太の1面をカットしたもの。上記より丸太部分を多く見せている為、カット部分が少ないタイプです。



丸太の両サイドに平面がついているもの、これを「タイコ」型といいます。丸太の両サイドを製材(カット)して作られます。古材丸太の両サイドを製材してタイコ型にすることにより、用途が広がると同時に、扱いやすさも向上します。 丸太のままでは扱いが難しい、壁圧などの都合で決まった厚みにしたい、そんな時にタイコ型がぴったりです。



店舗で柱として使用する為の古材。決まった壁厚の中に収める必要があり、タイコ型にカットしました。



商品展示用の棚(カウンター)としての古材。巾を少し広めにとりました。



タイコにカットした古材を塗装したもの。塗装によりカット面の色も古材面と分別がつかなくなり、もともとあった古材の様です。



丸太の3方を製材(カット)して作られるこの形、実はいろんな用途につかえるのです。付梁、カウンター、框 etc、、、向きを変えていくと、そのイメージが沸いてきます。3方カットしますので、巾、厚みもほぼ思い通りの寸法に仕上げられます。古材面は1面なのですが、その1面が逆に強調され、古材らしい風合いは十分味わえます。古材を使った加工品の製作にもってこいの形です。



住宅の框として製作した、豪快な一品。框は3面が平面なければ設置ができない為、3面カットの代表的な用途です。



厚みの薄い3面カットでつくった付梁です。天井に貼り付けること、巾を均一にすること、という条件をクリアーする為、3面カットで対応しました。



丸太を3方カットして、手摺をつくりました。手摺ほどの細い丸太は古材ではなかなかありませんし、太さも均一ではないので、3面カットにて製作したものです。


寸法・形状・樹種・価格

商品名 寸法(長 x 巾 x 厚) 仕様 樹種 設計価格
丸太 各種 各種 各種   針葉樹・広葉樹 要問い合わせ
  • ※単位:㎜
  • ※古材ですので寸法の誤差はあります
  • ※業者様向け価格はお問い合わせください

オプション加工

商品名 厚み決め加工 巾決め加工 本実加工 ブラッシング処理 サンディング処理 塗装 不燃処理
丸太 - - - - -

丸太の販売商品一例

丸太 KQ012

サイズ
3600xΦ140x Φ180 ㎜
樹種

丸太 KQ011

サイズ
3600xΦ200xΦ240 ㎜
樹種

丸太 KQ010

サイズ
4000xΦ200x Φ190 ㎜
樹種

丸太 HQ026

サイズ
4900xΦ140 ~ Φ145xΦ155 ~ Φ190 ㎜
樹種

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