1.突板の場合
木材の断面の突板は通常存在しないので、突板ではこのようなベンチの制作は不可能かと思われます。図示部分が断面形状でなければ、制作は可能です。
2.無垢の場合
図面どおりの450x500の材料となると、かなりの大きさゆえ、対応可能な材料の調達が困難です。たとえ、見つかったとしても、通常は
a.) 全く乾燥していない
→ 収縮・割れが発生する
b.) 万一、乾燥材が見つかっても
→ 割れが存在する。木材の芯を残してカットすると、必ず芯から割れていきます。これは木材の特性かつ常識です。
そこで、なんとか少しでもご要望に近づけるために 現在在庫している古材を活用した場合を下記いたします。ご提案する古材も、数年に一度採取できるかどうかの、巨大サイズで貴重なものです。古材ですので乾燥はすすんでおります。
1)375角
巨大な大黒柱です。背割りが入っております。背割りとは、割れが四方に広がらない様に、最初から1面に割りを入れ、それ意外に割れが発生しないようにする為のものです。
図面の寸法(450x500)よりは小さいですが、木材でこのサイズ自体相当大きなものです。
これをくり抜いてベンチを制作するということは考えられます。ただ、うまく加工がうできるかどうか、製作スタッフと協議していますが、さすがに難しく今のところまだ検討中です。
2)500x180角★
もう一つ、500x180角というサイズの古材があります。こちらもレアものです。
天板部分はこれを使用し、脚部分はこれを短くカットしたものをくっつける方法です。
これが一番現実的な方法です。高さは180x2段=360程度(実際は加工等あるのでもう少し低くなると思います)と設計の450よりは小さくなります。
以上
古材日和グループ本部
塚田木材株式会社
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