古材日和スタッフブログ

ビンテージ木材とは?ビンテージ風加工材と古材の違い


ビンテージ木材には大きく分けて二つの種類があります。
ひとつは人工的に加工した「ビンテージ風木材」、もうひとつは実際に長年使われてきた古材です。
人工加工の木材は、新材にブラッシングや着色を施し、表面に傷や焼け跡を加えることで古びた雰囲気を再現しています。
価格も比較的手頃で、均一な質感が手に入るため大量導入やDIYにも使いやすいというメリットがあります。

一方で古材は、築60年から70年以上の古民家や倉庫などから取り出された本物の木材です。
長年使われてきた痕跡がそのまま残っており、表面の色味、割れ、釘跡やノコ目(鋸で切った跡)などが一点ものの個性を生み出します。
人工的なビンテージ風木材と比べると「深み」と「唯一無二の魅力」が異なります。


本物のビンテージ感を出すなら古材がおすすめ


【北海道】「BIRD WATCHING」様の古材事例


人工加工の木材は見た目を似せることはできますが、手触りや質感まで本物の古材に近づけることは困難です。
照明が当たったときの陰影や、使い込むうちにさらに表情を増す経年変化は、本物の古材でしか味わえません。
「見た目の良さ」と「素材としての信頼性」を両立できるのが古材の大きな強みなのです。


ビンテージ木材(古材)が人気を集める理由


空間に温かみと落ち着きを与える


古材を用いた空間は、どこか懐かしく、訪れる人を安心させる効果があります。
新材のようなツルっとした均一さではなく、長年の使用で磨かれた自然な凹凸や色味の変化が、室内に独特の奥行きと柔らかさをもたらすのです。
住宅のリビングや店舗の客席に取り入れると、落ち着いた時間を過ごしたい人にとって居心地の良い空間になります。


唯一無二のデザイン性がある


【東京都】「roof代官山」様の古材事例


古材は木目の流れ、色の濃淡、傷の位置や形が一つひとつ異なり「同じものが存在しない」という魅力があります。
商業施設や飲食店では、「他店にはない雰囲気」を作るために古材を取り入れるケースが増えています。


商業施設や住宅で幅広く使える


【神奈川】「無印良品 ルミネウィング大船」様の古材事例


古材はデザイン性だけでなく、用途の幅広さも人気の理由です。
住宅ではフローリングや壁材として温かみを演出でき、家具に使えば生活に馴染む一点物のアイテムが作れます。
商業施設では、カフェのカウンターやホテルのロビーなど、空間の印象を大きく左右する部分に使うと効果的です。
空間全体をビンテージ調にするのではなく、アクセント的に取り入れる方法も人気といえます。


古材を使うメリット


新材よりも頑丈で長持ちする


「古い木材=もろい」と考えがちですが、実際はその逆です。
伐採直後の木材は水分を多く含み、乾燥や収縮によって数年で割れや反りが出やすいものです。
これに対して古材は、すでに数十年かけて自然乾燥しているため含水率が低く、非常に安定しているため、デザイン性と共に安全性も確保しやすくなっています。


シックハウス症候群の不安が少ない


合板や集成材には接着剤や防腐剤が使われることが多く、そこから発生する化学物質がシックハウス症候群の原因になることがあります。
古材は天然無垢材なので、そうした化学物質の心配が少なく、健康的な住環境づくりにも向いています。
住宅や長時間滞在する店舗に使うことで、利用者の安心感にもつながるのです。


SDGsに貢献できる環境配慮素材


丸太や角材の上質な部分を古材として蘇らせたSDGs素材「MOQGs (モクジス) ボード t35」


古材の再利用は、資源の有効活用につながります。
もし解体された建物の木材をすべて廃棄してしまえば、新たに森林を伐採しなければなりません。
古材を再利用することで、森林資源の保全やCO₂排出削減に貢献できます。
環境配慮が重視される今、古材は「デザイン性」と「持続可能性」の両方を満たすサスティナブルな選択肢といえるでしょう。


時間経過による風合いが空間を演出


古材の魅力のひとつが「時間によって育まれた風合い」です。
雨風や日差しにさらされて自然に変化した色合い、使われ続けたことで生じた表面の凹凸、経年でしか生まれない落ち着き。
このような風合いは人工的に作ることが難しく、空間全体に歴史性と深みを与えます。
単なる建材を超えて“空気感をつくる素材”として価値があるのです。


古材を選ぶときの注意点


一点モノのため選定に時間がかかる


古材は大量生産できる新材と違い、ひとつひとつ表情が異なります。
そのため「理想の色味や質感に出会うまでに時間がかかる」ことも珍しくありません。特に住宅や店舗の内装にまとまった量を導入する場合は、余裕を持って検討を始めることが大切です。


安全性と不燃処理を確認する必要がある


古材は過去の使用環境によっては虫食いや汚れがあることも少なくありません。
信頼できる専門業者でクリーニングや防虫処理がされたものを選ぶのが安心です。
商業施設など、建築基準法で内装制限がある建物に利用する場合は、国交省の認定を受けた不燃処理が必要になるケースも多いため、導入前に必ず確認しましょう。


本物のビンテージ木材を選ぶなら古材日和



古材は写真やカタログでは質感が伝わりにくい素材です。
手触りや色味の違いは実際に見て初めてわかることが多いため、ショールームで確認するのがベストといえます。
古材日和は香川・東京・滋賀・秋田・静岡・福岡にショールームを展開しており、古材に直接見て触れて選ぶことが可能です。
また、飲食店やホテル、商業施設のように建築基準法で内装制限がある建物では、不燃処理を施した古材が必須です。
古材日和では国交省の大臣認定を受けた不燃古材を常時在庫しており、急な案件にも対応できます。


ビンテージ感が魅力の古材は相談のうえ購入を!


古材はどの品も一点モノのレアアイテムです。
お気に入りのデザインの古材を見つけた場合は早めにスタッフに相談し、購入を検討するのがおすすめといえます。
古材日和なら短納期での納品や、詳しい相談も可能です。
古材の扱いがはじめてで不安を抱えている方にも一からアドバイス可能なので、どんなお悩みでもお気軽にお問い合わせください。


プロジェクト案件、全国展開案件や、関東エリア、新潟、富山、石川、広島、鳥取、島根、岡山、香川、徳島、高知、愛媛にて、古材を使った店舗・住宅を検討されている設計士様、施工店様、オーナー様の皆様へ。
古材に関する相談は、香川県坂出市の「古材日和 グループ本部 塚田木材(株)」にご相談ください。商業施設やホテルなど、不燃規制のある物件にも対応できる、不燃処理済みの古材も取扱いしております。お客様のご要望に合わせて、古材を活かしたオンリーワンの店舗住宅を実現します。
また空き家になっている古民家の解体や、古材の買取にも注力しています。
古材に関する相談・購入・サンプルをお求めの方は、「古材日和 グループ本部 塚田木材(株)」にお問い合わせください。

お問い合わせは、お問い合わせフォーム公式LINE
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塚田木材株式会社

〒 762-0046   香川県坂出市富士見町1丁目2-19

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