古材日和スタッフブログ

目次

    「店舗の内装に本物の木を使いたいけれど、内装制限があるから無理だと言われた」
    「不燃材料の規定が複雑で、どの素材なら検査に通るのか判断に迷う」

    設計者やデザイナーの皆様なら、一度はこのような壁にぶつかったことがあるのではないでしょうか。
    特に商業施設や高層ビル、地下店舗などの設計において、建築基準法が定める「不燃材料」の壁は非常に高く、結果として味気ない不燃シートや木目プリントのパネルで妥協せざるを得ないケースも少なくありません。

    しかし、もし本物のアンティークな質感を持ちながら国土交通省の不燃認定をクリアしている素材があったらどうでしょうか?
    当記事では建築基準法における不燃材料の基本から、設計実務で避けては通れない内装制限のルール、そして意匠性と法適合を完璧に両立させる「不燃古材」の活用術までを徹底解説します。


    建築基準法における不燃材料の定義と役割



    建築基準法では、材料の燃えにくさに応じて以下の3つの区分が設けられています。

    ・不燃材料
    ・準不燃材料
    ・難燃材料

    次項からそれぞれの違いについて説明するので、ぜひチェックしてください。


    不燃材料・準不燃材料・難燃材料の違い


    不燃材料・準不燃材料・難燃材料の3つは、加熱開始から燃焼や変形が起こるまでの時間によってランク付けされています。

    ・不燃材料:通常の火災による火熱を加えられた際、燃焼せず、防火上有害な変形・溶融・亀裂を生じず、避難上有害な煙やガスを発生しないもの。コンクリート、レンガ、石材、鉄鋼、そして不燃処理を施した木材など。

    ・準不燃材料:不燃材料に準ずる性能を持ち、10分間は上記のような支障が生じないもの。石膏ボード(準不燃認定を受けた製品)など。

    ・難燃材料:加熱開始後5分間は燃焼を遅らせることができるもの。難燃合板など

    【専門用語注釈】
    不燃認定番号とは:
    法令で定められた材料以外を不燃材料として使用する場合は、国土交通大臣の不燃認定を取得する必要があります。
    認定された材料には「NM-XXXX」という認定番号が付与されます。
    建築確認や完了検査では、認定番号が記載された認定書や材料証明書の提示を求められることがあります。


    なぜ内装制限という厳しいルールがあるのか


    内装制限の最大の目的は、「火災発生時に避難する時間を稼ぐこと」と「フラッシュオーバー(一気に火が広がる現象)を防ぐこと」にあります。
    特に不特定多数の人が集まる飲食店や商業施設、逃げ場が限られる地下街や高層階では、壁や天井の仕上げ材が燃え広がりの原因にならないよう、厳格なルールが課されているのです。

    そのため内装制限は、安全性を考慮して厳しいルールが設けられています。


    【部位別・建物別】内装制限がかかるケースと基準



    内装制限は建物の用途、規模、構造の組み合わせによって決まります。
    こちらでは、実務で特に多い店舗・商業施設のケースを中心に解説します。


    特殊建築物における規定


    建築基準法第2条第2号に掲げられる特殊建築物(飲食店、物販店、ホテル、集会場など)は、その規模によって内装制限の対象となります。
    例えば3階建て以上の階を店舗として使用する場合や、床面積の合計が一定規模を超える場合、壁や天井の仕上げを「準不燃材料」以上、通路や階段は「不燃材料」にする必要があります。


    火気使用室のルール


    厨房などの火を使う部屋(火気使用室)は、他の部屋とは別に厳しい制限がかかります。
    住宅のキッチンでも、コンロ周りに木材を使いたい場合は、この制限をどうクリアするかが常に課題となります。


    設計者の悩み:内装制限で本物の木が使えないの現実



    設計者やデザイナーにとって、この内装制限は理想のデザインを阻む大きな障害です。
    こちらでは、以下の点について詳しく説明します。

    ・偽物では埋められない質感の差
    ・突板不燃合板の限界


    偽物では埋められない質感の差


    不燃材料として一般的に使われるのは、不燃石膏ボードに木目調のダイノックシートを貼ったものや、アルミベースの不燃木目パネルです。
    近年の印刷技術は向上していますが、それでも本物の木が持つ深い凹凸、節、経年変化による色の深み、そして古材ならではの歴史の重みを再現することは不可能です。

    特に高級レストランや上質なオフィス空間をデザインする場合、手で触れる距離にある壁や、空間の主役となるカウンターにプリント素材を使うと、どうしても空間全体のグレードが下がって見えてしまいます。


    突板不燃合板の限界


    本物の木を薄くスライスした「突板(つきいた)」を不燃芯材に貼った不燃合板も存在しますが、表面の厚みはわずか0.2mm〜0.3mm程度です。
    深い傷がつくと下の芯材が見えてしまいますし、古材特有の荒々しいノコ目や釘穴を活かした表現は不可能です。

    「法令を遵守しなければならない。でも、本物の木を使いたい。」

    このジレンマを解決するのが、古材日和が提供する「不燃認定古材」です。


    【解決策】古材日和の不燃認定古材が選ばれる5つの理由



    「古材日和」が提供する不燃古材は、単に燃えにくいだけではありません。
    プロの設計者が「これなら使える」と確信できるだけの裏付けがあります。

    古材日和の不燃認定古材が選ばれる理由として、以下のような点が挙げられます。

    1.国土交通省の不燃認定を取得済みの安心感
    2.商業施設や高層ビルでも「本物の古材」が使用可能
    3.全国5拠点の在庫ネットワークで「即納」に対応
    4.外注による加工済みで現場負担を軽減
    5.サンプル請求・ショールームで現物確認ができる


    1.国土交通省の不燃認定を取得済みの安心感


    古材日和では国産・輸入を問わず、多くの古材ラインナップで国土交通大臣の不燃認定(NM番号)を取得しています。
    これは厳しい燃焼試験をクリアし、公的に不燃材料として認められている証拠です。

    確認申請や消防検査の際にも、スムーズに書類を提出できる体制を整えています。


    2.商業施設や高層ビルでも本物の古材が使用可能


    従来、大型商業施設や百貨店、ホテルのロビーなどは内装制限により古材の導入が非常に困難でした。
    しかし、不燃認定を受けた古材日和の製品であれば、これらの現場でも堂々と本物の質感を導入できます。

    岡崎高島屋のクラブハリエやホテル THE MITSUI 京都など、厳しい基準が求められる現場での採用実績がその信頼を物語っています。


    3.全国6拠点の在庫ネットワークで即納に対応


    不燃処理済みの製品を常時ストックしているため、タイトな工期の現場でも待たせることなく納品が可能です。


    4.外注による加工済みで現場負担を軽減


    古材はそのままでは汚れやササクレがあり、現場での加工が大変です。
    古材日和では外注にて、以下の対応を行っています。

    ・クリーニング・ブラッシング処理
    ・寸法そろえ(製材加工)
    ・表面サンディング

    上記を施した状態で出荷します。
    施工業者の手間を減らし、現場での仕上がりを均一に保つことができます。


    5.サンプル請求・ショールームで現物確認ができる


    古材は、一点ものです。
    写真やカタログだけでは、その本当の魅力は伝わりません。

    私たちは、設計者の皆様に「実際に見て、触って、納得して選んでいただく」ことを重視しています。
    全国のショールームでは、多種多様な不燃古材の現物を手に取って比較検討いただけます。


    【不燃古材】の活用が効果的なシーン



    不燃古材は、特に以下のような場所でその真価を発揮します。

    ・飲食店のカウンター腰壁: 客席から至近距離で見える場所に本物の古材を使うことで、店全体の「本物感」が強調されます。
    ・ホテルのラウンジ・天井: 面積の広い天井に古材を貼ることで、開放感とともに圧倒的な落ち着きを演出できます。内装制限が厳しい天井こそ、不燃古材の独壇場です。
    ・オフィスのエントランス: 企業のアイデンティティを伝える象徴的な場所に、SDGsにも貢献する「循環資源としての古材」を使うストーリー性は、企業のブランド価値を高めます。


    不燃古材を導入する際の注意点とスムーズな発注フロー



    不燃古材を検討される際は、以下のポイントを押さえておくと計画がスムーズです。

    ・認定証の発行手順
    ・現場カットのルール
    ・早期のサンプル確認


    認定証の発行手順


    不燃認定証は、商品出荷後に発行されます。
    物件名や施工部位を事前にお知らせいただければ、現場の検査スケジュールに合わせて速やかに対応いたします。


    早期のサンプル確認を


    古材は自然の産物であるため、ロットによって色味や風合いが異なります。
    デザインの初期段階でサンプルをご請求いただき、クライアント様とのイメージ共有を行っておくことをおすすめします。


    古材に関してよくある質問(FAQ)



    最後に、古材に関するよくある質問について回答します。

    1.不燃古材って何ですか?どんな建物に使えますか?
    2.他社との違いって何ですか?古材ならどこでも同じでは?
    3.納期はどれくらいかかりますか?急ぎでも対応できますか?

    疑問を解消するためにも、ぜひチェックしてください。


    Q1. 不燃古材って何ですか?どんな建物に使えますか?


    不燃古材とは、国土交通省の不燃認定を受けた燃えにくい処理を施した古材のことです。
    飲食店・商業施設・ホテル・公共施設など、建築基準法上内装材に制限がある建物でも使用可能です。

    古材日和では、国産・輸入ともに不燃処理済みの在庫を常備しており、短納期での納品も可能です。


    Q2. 他社との違いって何ですか?古材ならどこでも同じでは?


    古材日和の強みは、全国6拠点の在庫ネットワークと現物が見られるショールームです。
    また、品質が安定しており、加工精度も高いと評価されています。

    設計者・施工者からは「提案の幅が広がる」、「現場負担が減る」と、プロから選ばれているブランドです。


    Q3. 納期はどれくらいかかりますか?急ぎでも対応できますか?


    商品や加工内容によりますが、不燃古材や在庫材であれば即納も可能です。
    また、グループ全体での調達体制と外注の加工ラインにより、急な変更や短納期にも柔軟に対応しています。

    設計者からは「納期の不安がないので提案しやすい」との声も多く寄せられています。


    まとめ:法令遵守とデザインを両立させるために


    しかし、そのルールを守ることと、美しいデザインを諦めることはイコールではありません。
    古材日和の不燃古材は、古き良き日本の伝統や海外の歴史を刻んだ「本物の素材」を、現代の厳しい安全基準に合わせてアップデートしたものです。

    「この場所で古材は使えるだろうか?」
    「内装制限の解釈が合っているか不安だ」

    そんな悩みをお持ちの設計者・施工者の皆様は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
    専門知識を持つスタッフが、法規と意匠のベストバランスを一緒に考え、豊富な在庫の中から最適な一枚をご提案いたします。
    理想の空間づくりは、素材を知ることから始まります。

    まずは、あなたの手で本物の不燃古材の質感を感じてみてください。

    今すぐ不燃古材のサンプルを請求する(無料)
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