古材日和スタッフブログ

目次

    使い込まれた味わい深い風合いが魅力の古材棚。実は、古材とシンプルな材料を使って、DIY初心者でも簡単に棚を作れる んです。新品の木材にはない、独特の質感や色合いを持つ古材は、お部屋に温かみのある、おしゃれな空間を演出してくれます。

    この記事では、一番簡単な古材棚のDIY方法を丁寧に解説します。さらに、古材を使って棚を作るメリットや、注意すべきポイントDIYにおすすめの古材を厳選して3点ご紹介。

    サイズや厚み、加工方法など、古材選びのポイントも解説しますので、理想の古材棚作りの参考にしてください。あなたも古材棚のDIYに挑戦して、世界に一つだけのオリジナルインテリアを手に入れましょう!


    一番簡単な古材棚のDIY方法を解説



    ご自宅で簡単に、そして安全に古材棚をDIYする方法について順を追ってご説明いたします。

    作業を始める前に、以下の材料と道具を準備しましょう。

    古材:お好みのサイズ、風合いのもの
    サンドペーパー: 60番(粗目)、320番(細目)
    作業用手袋
    ブラケット:棚を支えるための金具
    ビス打ち機、電動ドライバーなど
    ビス
    メジャー:ブラケットを取り付ける位置や、古材のサイズを測るために使用
    水平器:必要に応じて


    古材をサンディングする


    初めに、古材のサンディングを行います。サンディングとは、サンドペーパー(紙やすり)を用いて木材の表面を研磨し、滑らかに整える工程です。

    サンディングには、粒度の異なる2種類のサンドペーパーを使用します。最初は、60番程度の粗い粒度のサンドペーパーで、表面の凹凸やささくれを除去します。安全のため、必ず作業用手袋を着用して作業をおこないましょう。次に、320番程度の細かい粒度のサンドペーパーで、表面をより滑らかに仕上げます。


    ブラケットを壁に設置する


    次に、ビス打ち機を使ってブラケットを壁にしっかりと固定します。

    ブラケット同士の間隔は使用する古材のサイズや、棚に載せる物の重さを考慮して調整します。

    壁面にブラケットを固定する際には、ビスをしっかりと締め付け、ぐらつきがないよう注意しましょう。ビス打ち機を使用する際は、速く握りすぎるとビス穴が潰れる可能性があります。ゆっくりと回転させることで、ビス穴を傷めることなく固定しやすくなります

    ブラケットにはさまざまな形状があり、選ぶ形状によって棚のデザインや強度が変わります。設置する場所や用途、演出したい雰囲気に応じて最適な商品を選ぶことが重要です。

    ホームセンターでは、多種多様なブラケットが販売されています。お気に入りのデザインや用途に合ったものを探し、理想の古材棚に最適なブラケットを見つけてください。


    ブラケットに古材を設置する


    壁に取り付けたブラケットに古材を設置します。古材を取り付ける前に、ビスの長さが板の厚さに適しているか確認しましょう。ビスが棚板よりも長いと、ビスが棚板を突き抜けてしまい危険です。

    古材をブラケットにしっかりと固定したら、オリジナルの古材棚は完成です。完成した棚に、お気に入りのアイテムをディスプレイして、あなただけの特別な空間を作り上げてみましょう。


    DIYで古材棚を作成するメリット



    古材を使って棚をDIYすることには、たくさんのメリットがあります。ここでは、とくに大きな3つのメリットをご紹介します。


    アンティークで温かい雰囲気を演出できる


    古材の最大の魅力は、なんといっても独特の風合いです。長年使い込まれたことによって生まれる傷や色のむら、木目の表情は、新品の木材にはない唯一無二の味わいといえるでしょう。古材棚を一つ設置するだけでお部屋の雰囲気がガラリと変わり、アンティークで温かみのある空間を演出できます。

    リビングに古材棚を設置すれば、まるでカフェのようなおしゃれな雰囲気に、キッチンに置けばナチュラルで優しい印象の空間になります。古材はどんなインテリアスタイルにも合わせやすく、お部屋に自然と溶け込みながら、特別な存在感を放ってくれます。


    オリジナリティのある家具を生み出せる


    古材は一つとして同じものはありません。色合い、質感、木目、どれをとっても個性豊かです。そんな古材を使って作る棚は、まさに世界に一つだけのオリジナル家具と言えるでしょう。

    自分の好みや、お部屋の雰囲気に合わせて、サイズやデザイン、塗装などを自由にカスタマイズできるのがDIYの醍醐味です。古材の風合いを活かしたシンプルな棚を作るのもよし、アイアンパーツなどを組み合わせて個性的な棚に仕上げるのもよし。あなたのアイデア次第で、インテリアの主役になるような、オリジナリティあふれる家具を生み出せます。


    SDGsに貢献できる


    古材は、本来であれば廃棄されてしまいかねない木材を再利用した、環境に優しい素材です。古材を使うことで新たな木材の伐採を減らし、森林資源の保護に貢献できます。また、廃棄物の削減にもつながり、持続可能な社会の実現に一歩近づけます。

    古材棚のDIYは、おしゃれなインテリアを楽しみながら、SDGsにも貢献できる、一石二鳥の取り組みなのです。地球環境にやさしい暮らしを実践したい方にもおすすめです。


    DIYで古材棚を作る時の注意点



    古材棚のDIYは、ポイントをおさえれば初心者でも楽しめます。しかし、いくつか注意すべき点もあります。ここでは、安全かつきれいに仕上げるための3つの注意点をご紹介しましょう。


    サンディングしすぎない


    サンディングのしすぎは禁物です。表面の細かい傷を取り除いたり、塗装の密着を良くしたりするのに欠かせない工程ですが、やりすぎると古材独特の風合いが失われてしまいます。

    サンドペーパーの粒度は「#80」や「#240」のように数字で表記され、数字が小さいほど目が粗く、数字が大きいほど目が細かくなります。一般的には、#80程度の粗いものから始めて徐々に細かいものに変えていくと、きれいに仕上げられます。

    古材の場合は、表面の汚れや大きな凹凸を落とし、軽く表面を整える程度で十分です。必要以上にサンディングをせず、古材本来の味わいを残しましょう。


    反りが少ない古材を選ぶ


    古材は時間の経過によって反りやねじれが生じていることがあります。とくに、棚板として使用する場合は反りの少ない古材を選ぶことが重要です。反りが大きい古材を棚板に使用すると安定して物を置けなかったり、棚全体のバランスが崩れてしまったりする恐れがあります。

    古材選びに慣れていないうちは、古材専門店などのスタッフに相談しながら購入するのがよいでしょう。古材日和では、知識、経験ともに豊富な古材のプロが在籍しております。お客様のご要望や用途に合わせた古材選びを丁寧にサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。


    既製品の改造は避ける


    「今ある棚を古材風にアレンジしたい」と、既製品の棚の一部を古材に付け替えることを考える方もいるかもしれません。しかし、既製品の棚の改造は、できるだけ避けたほうがよいでしょう。

    既製品の棚は、一度解体してしまうと、元の状態に戻せないケースが多くあります。とくに、ネジ穴の位置がずれてしまったり、部材が破損してしまったりすると、組み立て直すことが困難です。最悪の場合、古材棚が完成しないばかりか、元の棚も使えなくなってしまうというリスクもあります。

    古材棚のDIYは、一から材料を揃えて作ることで、サイズやデザインを自由に決められるのが大きなメリットです。ぜひオリジナルの古材棚作りに挑戦してみてください。


    古材棚DIYにおすすめの古材3選


    ここでは、数ある古材の中から、棚作りにおすすめの古材を厳選して3種類ご紹介します。それぞれに異なる個性と魅力があるので、あなたの理想の棚作りにぴったりの古材がきっと見つかるはずです。


    古材足場板(ユーズドプレーン)


    古材足場板(ユーズドプレーン)

    写真 左:無塗装 右:クリアオイル塗装(オプション加工)


    ユーズドプレーン(古材足場板)は、かつて建築現場で職人たちの足元を支え、安全を守ってきた、歴史の証人とも言える古材です。表面には作業の過程でついたペンキや錆、釘跡などが残り、当時の職人たちの仕事の証を今に伝えています。

    古材足場板は、寸法がほぼ均一で扱いやすいのが特徴です。また、用途に応じた加工が施された多様なラインナップをご用意しています。ショップの内装や家具、アートの素材としても人気があり、塗装したり、形を加工したりすることで、自分だけのお気に入りのインテリアを実現できるでしょう。

    古材足場板を棚板に使用すれば、使い込まれた風合いが、お部屋にヴィンテージ感あふれる、こなれた雰囲気を演出してくれます。シンプルながらも存在感のある棚は、どんなインテリアにもマッチし、空間をおしゃれに格上げしてくれるでしょう。

    1枚からの販売も可能で、価格をおさえたアウトレット品もご用意しておりますので、さまざまな場面で活用できます。


    不燃古材 不燃クラシコ


    不燃古材 不燃クラシコ

    国土交通省 認定番号 NM-0750


    不燃古材 不燃クラシコは、古材ならではの味わいを持ちながら、国土交通省から認定を受けた不燃処理が施された特別な古材です。

    不燃処理とは、木材を燃えにくくする加工技術のことです。不燃クラシコは不燃処理を施し、万が一の火災時にも燃え広がりにくく、安全性が高い商品となっています。

    不燃クラシコを棚に使用すれば、古材ならではの温かみのある雰囲気を演出しながら、安全性にも配慮した空間造りができます。


    USボードグレー



    USボードグレーは、北米の納屋や倉庫の外装材として長年使用されてきた、非常に希少価値の高い古材です。長い年月、厳しい自然環境の中で太陽にさらされ続けたことによってのみ生まれる、美しいグレーの色合いが最大の特徴です。

    一枚一枚異なる表情を持つグレーの色むらは、人工的には決して作り出せない、自然が生み出した芸術作品とも言えるでしょう。圧倒的な存在感は他の古材とは一線を画します。

    USボードグレーを棚に使用すれば、お部屋に洗練されたモダンでスタイリッシュな雰囲気を演出できます。とくに、モノトーンやグレーを基調としたインテリアとの相性は抜群です。また、観葉植物などのグリーンとのコントラストも美しく、空間にアクセントを加えてくれます。

    他にはない、個性的な古材棚を作りたい方におすすめの素材です。


    古材棚をDIYするなら古材日和にご相談を



    古材棚のDIYは、世界に一つだけのオリジナル家具を作る特別な体験です。古材日和は、その素晴らしい体験をお客様に安心して楽しんでいただけるよう、全力でサポートいたします。

    「古材棚のDIYに興味はあるけれど、何から始めればいいのかわからない」
    「自分にぴったりの古材はどれだろう?」

    そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ古材日和にご相談ください。

    古材日和では、実際に古材を見て触れることでその魅力を体感していただけるショールームを全国5か所にご用意しています。どの古材も、世界にひとつしかない一点もの。圧倒的な存在感や独特な風合い、匠の技が刻まれた仕事の跡など、すべての古材がそれぞれの歴史を物語っています。そんな唯一無二の古材たちに、ぜひ会いに来てください。


    お問い合わせは、お問い合わせフォーム公式LINE
    または下記まで

    関東・国内全般・グループ本部
    中国・四国担当

    塚田木材株式会社

    〒 762-0046   香川県坂出市富士見町1丁目2-19

    営業時間: 平日8:00~17:00、土8:00~12:00
    定休日: 土(午後)、日祝日

    CATEGORY

    RECENT

    ARCHIVES

    お問い合わせはこちら