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本物の古材は、新品の加工材では出せない圧倒的な風合いと物語性を空間に宿しますが、プロの現場では「品質のバラつき」や「不燃認定の有無」といった課題がつきまといます。
本記事では、これまで数多くの設計者やデザイナーをサポートしてきた知見をもとに、失敗しない販売店の選び方や不燃対応の秘訣を徹底解説します。
理想の空間づくりを叶えるための、確かな素材選びの基準をぜひご覧ください。
本物のアンティーク木材(古材)が選ばれる理由
店舗設計や住宅デザインの現場でアンティークな雰囲気を求められた際、選択肢は大きく分けて2つあります。
1つは新品の木材に傷をつけたり塗装を施したりしたアンティーク風(エイジング加工材)。
そしてもう1つが、実際に数十年から百年前の建物で使われていた本物のアンティーク木材(古材)です。
なぜ手間もコストもかかる本物が、第一線で活躍するプロの設計士やデザイナーに選ばれ続けているのでしょうか。
それでは詳しく説明します。
圧倒的な風合いと物語の付加価値
本物のアンティーク木材には、加工では決して再現できない時間の堆積が刻まれています。
厳しい冬を耐え抜いた木目の締まり、かつての職人が振るった斧の跡(チョウナ目)、囲炉裏の煙で燻された深い色合い。
これらは、その材が辿ってきた物語そのものです。
本物を使うことで、空間には一朝一夕では出せない深みと品格が宿ります。
特に高級レストランやホテルのエントランスなど、ゲストに本質的な価値を感じさせたい空間において、その差は歴然となります。
サステナブルな素材としての社会的評価(SDGs)
2020年代、建築業界においてもSDGs(持続可能な開発目標)への対応は無視できない課題です。
古材は、築50年以上の古い民家や倉庫から採取される「再利用資源」です。
新しい木を伐採せず今ある資源を循環させる古材の活用は、環境負荷を低減する選択としてクライアント(施主)への強力な提案材料になります。
経年変化が完了しているからこその安定性
意外に知られていないのが、古材の壊れにくさです。
新材は施工後に乾燥が進むことで反りや割れが発生することがありますが、アンティーク木材はすでに数十年かけて自然乾燥と収縮が完了しています。(古材でも反りや割れが起きる可能性もあります)
古いから脆いのではなく、古いからこそこれ以上大きく動かないという建材としての信頼性が、多くのプロに支持される理由の一つです。
アンティーク木材の販売店選びで失敗しない5つのポイント
アンティーク木材は一点物であり、工業製品のようにカタログスペックだけで判断するのが難しい素材です。
こちらでは設計・施工の現場でトラブルを避け、最高の仕上がりを手にするための販売店選びのポイントを5つに絞って解説します。
① 現物を確認できるショールームがあるか?
ネット上の写真だけで判断するのは、アンティーク木材選びにおいて最もリスクが高い行為です。
光の当たり方やブラッシングの加減で、質感は全く異なって見えます。
古材日和では、香川・秋田・滋賀・東京・福岡・静岡の全国6拠点で実際に素材を見て、触れて選べる体制を整えています。
設計者の方が「これだ!」と直感的に選べる環境があるかどうかは、デザインの精度を左右します。
② 商業施設に必須の不燃認定材を取り扱っているか?
飲食店や大型商業施設の内装制限において、最大の壁となるのが消防法です。
「アンティーク木材を使いたいが、不燃規制で諦めるしかない」と思っていませんか?
信頼できる販売店は、国交省認定の不燃古材をラインナップしています。
古材の風合いを損なわずに不燃処理を施し、かつ在庫として即納できる体制があるかを確認しましょう。
③ 在庫を自社で管理し、安定供給できるか?
「追加発注したいが、もう同じ在庫がない」、「納期が3ヶ月先になる」といったトラブルは、工期が厳しい現場では致命傷になります。
自社で広大なストックヤードを持ち、国内外から独自のルートで仕入れを行っている販売店であれば、急なプラン変更や大規模案件にも柔軟に対応可能です。
④ 現場の手間を減らすクリーニング・加工体制
解体現場から出てきたままの木材は、釘が残っていたり泥や埃で汚れていたりします。
これをそのまま現場に納品されても、大工さんは困り果ててしまいます。
販売店側で「釘抜き」、「高圧洗浄」、「サンディング(表面磨き)」、「寸法揃え」まで一貫して行える工場機能を持っているかどうかが、施工コストと仕上がりの美しさを決める分かれ道です。
⑤ 専門スタッフによる「提案力」とサポート体制
「この場所にはどの樹種が合うか?」、「床暖房に対応できるか?」といった専門的な問いに即答できるスタッフがいる販売店を選びましょう。
古材は性質が特殊なため、設計段階でのアドバイスが不可欠です。
設計者の意図を汲み取り、最適な武器を提案してくれるパートナーとしての販売店が理想的です。
古材日和の商品ラインナップと活用シーン
こちらでは、プロの現場で実際に選ばれている古材日和の代表的なアンティーク木材を紹介します。
【おすすめ商品:USボード グレー(北米産古材板)】
USボード グレーは、北米の厳しい自然環境下で数十年の歳月を経てシルバーグレーに変色した外壁材です。
日光や雨風が作り出した自然のテクスチャは、決して人工塗装では再現できません。
おすすめの活用シーン: カフェのカウンター正面や、アパレル店舗のアクセントウォールに最適です。
白を基調としたモダンな空間に1面だけ取り入れることで、空間が引き締まり、洗練された印象を与えます。
【おすすめ商品:不燃古材シリーズ】
不燃古材は、古材日和が最も力を入れている国交省認定の不燃材料です。
本来、燃えやすい木材である古材に特殊な不燃液を注入・処理することで、内装制限のある厳しい現場でも「本物の質感」を諦めずに導入いただけます。
おすすめの活用シーン: 百貨店内のテナント、ホテルのロビー、大型オフィスビルのラウンジなど。
法規制により本物の木材を諦めていた場所でも、安心してアンティークな空間を演出できます。
【施工事例】アンティーク木材が生み出す空間の価値
実際に古材日和のアンティーク木材が導入された事例を紹介します。
素材がどのように空間を変えたのか、その効果に注目してください。
【事例:クラブハリエ 岡崎高島屋店】
概要: 人気洋菓子店「クラブハリエ」の店舗内装に、古材日和の不燃古材が採用されました。
活用方法と効果: 商業施設内(デパート)という厳しい内装制限がある中で、不燃認定を受けた古材の板材(USボードなど)を使用。
新材では出せない「温かみ」と「重厚感」が、ブランドの持つ歴史やこだわりを視覚的に伝えています。
買い物客がふと足を止めたくなるような、落ち着いた世界観の構築に大きく寄与しました。
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【事例:株式会社樹工舎 オフィス(ワークスペース)】
概要: 設計事務所自らが、自社の「武器」として古材を活用した事例です。
活用方法と効果: 代表の矢野氏は、古材日和の豊富なラインナップを「デザインの引き出しが増える」と高く評価しています。
実際にオフィスの一部に古材を取り入れることで、訪れるクライアントに対して素材へのこだわりを言葉以上に伝えるショールーム的な役割も果たしています。
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アンティーク木材に関するよくある質問(FAQ)
最後に、古材に関してよくある質問について回答します。
1.不燃古材って何ですか?どんな建物に使えますか?
2.他社との違いって何ですか?古材ならどこでも同じでは?
3.DIYや個人利用で購入できますか?
4.納期はどれくらいかかりますか?急ぎでも対応できますか?
疑問を解消するためにも、ぜひチェックしてください。
Q1. 不燃古材って何ですか?どんな建物に使えますか?
不燃古材とは、国土交通省の不燃認定を受けた燃えにくい処理を施した古材のことです。
飲食店・商業施設・ホテル・公共施設など、建築基準法上内装材に制限がある建物でも使用可能です。
古材日和では、国産・輸入ともに不燃処理済みの在庫を常備しており、短納期での納品も可能です。
Q2. 他社との違いって何ですか?古材ならどこでも同じでは?
古材日和の強みは、全国6拠点の在庫ネットワークと現物が見られるショールームです。
また、仕入・保管・加工・不燃処理・出荷まで全て自社管理のため、品質が安定しており加工精度も高いと評価されています。
設計者・施工者からは「提案の幅が広がる」、「現場負担が減る」とプロから選ばれているブランドです。
Q3. DIYや個人利用で購入できますか?
はい、可能です。
古材日和では業者様向けの大口案件だけでなく、一般の方によるテーブル天板・棚・壁材などの購入も歓迎しています。
一部の古材はカット済・クリーニング済の商品もあり、オンライン相談やショールームでの現物確認も可能です。
Q4. 納期はどれくらいかかりますか?急ぎでも対応できますか?
商品や加工内容によりますが、不燃古材や在庫材であれば即納も可能です。
また、グループ全体での調達体制と自社工場の加工ラインにより、様々な仕様や限られた納期に対してもできる限り柔軟に対応しています。
設計者からは「納期の不安がないので提案しやすい」との声も多く寄せられています。
まとめ:理想の空間を形にするアンティーク木材選び
アンティーク木材は、単なる古い板ではありません。
それは空間に魂を吹き込み、訪れる人の心を動かす「価値ある建材」です。
しかし、その価値を最大限に引き出すためには、品質・法規制・納期・加工のすべてにおいて信頼できるパートナー選びが欠かせません。
私たち古材日和は、全国のネットワークと長年培った専門知識で、設計者様や施主様の理想を全力でサポートいたします。
「まずは実物を見てみたい」、「自分の案件で不燃認定が必要か知りたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは、お問い合わせフォーム・公式LINE
または下記まで
国内統括・グループ本部
塚田木材株式会社
〒 762-0046 香川県坂出市富士見町1丁目2-19
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平日8:00~17:00、土8:00~12:00
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土(午後)、日祝日
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