古材日和スタッフブログ

目次

    店舗や住宅設計で「ビンテージな質感」は空間の価値を左右する重要な要素です。
    しかし、いざ本物の材木を使おうとすると、品質のバラつきや不燃認定、納期の不安など、実務上の課題に直面しがちです。

    本記事では、20年以上創業の「古材日和」が培った知見をもとに、プロが失敗しないビンテージ材木の選び方を徹底解説します。
    新材の加工品では出せない本物の深みを安全・スムーズに現場へ取り入れるための知識を凝縮しました。

    プロジェクトの価値を高める武器にするためにも、ぜひ参考にご覧ください。


    ビンテージ材木(古材)とは



    ビンテージ材木という言葉はアンティーク調の家具やおしゃれな内装を語る際によく使われますが、建築実務において私たちが扱うのは明確な定義を持った古材(こざい)です。
    それではビンテージ材木の詳細について、詳しく解説します。


    新材のエイジング加工と本物の古材の決定的な違い


    現代の技術では、新しい木材に傷をつけたり、薬品で変色させたりしてビンテージ風に見せるエイジング加工が容易に可能です。
    しかし、プロの設計者の目は欺けません。

    本物の古材には、加工品では決して再現できない3つの要素が宿っています。

    1.時間の堆積が生む色気: 数十年、時には100年以上の時を経て、木材内部の成分が変化して生まれる深い色味は、表面的な塗装とは奥行きが違います。
    2.生活の痕跡: 実際に建物を支えていた頃の釘穴、職人が入れたノミ跡、煤(すす)で黒ずんだ表面。これらは一つとして同じものがなく、空間に「一点もの」としての価値を与えます。
    3.自然乾燥の極致: 長い年月をかけて中心部まで自然に乾燥しきった古材は、細胞レベルで安定しています。


    古材日和が定義する高品質な古材の基準


    私たちは、単に古いだけの木材を古材とは呼びません。
    建築資材として再利用可能で、かつ意匠性に優れたものを厳選しています。

    1.築50年以上の民家・建物から採取: 日本の古民家や、北米の納屋(Barn)など、出自が明確なもの。
    2.適切な処理: 釘抜き、高圧洗浄、乾燥管理、そして必要に応じた製材加工。
    3.安全性: シロアリ等の害虫検査や、構造材としての強度確認がなされていること。


    なぜ設計のプロは本物のビンテージ材木を求めるのか?



    近年、商業施設や住宅設計において古材の需要が急速に高まっているのは、単なる流行(トレンド)だけが理由ではありません。
    そこには現代の空間づくりに欠けている情緒的価値と、建築実務における合理的なメリットが共存しているからです。

    プロの設計者がなぜあえて古材を指名するのか、その本質的な理由を掘り下げます。


    空間のストーリー性が店舗・住宅の付加価値を生む


    今の消費者が求めているのは、均質なモノではなくストーリーです。
    「このカウンターは、アメリカの牧場で使われていたフェンスを再生したものです」 、「この梁は、かつて日本の駅舎で人々を見守っていた木材です」 といった背景を語れる素材は、店舗のブランディングや、住まいへの愛着を飛躍的に高めます。


    SDGs・循環型社会への貢献としての素材選び


    古材は、もともと築50年以上の建物解体材から再利用される天然・長寿命の資源です。
    スクラップ・アンド・ビルドから循環型社会へのシフトが叫ばれる中、古材の採用は環境への配慮を具現化する最も説得力のある選択肢となります。

    東急電鉄様との「ステーションウッド」プロジェクトのように、歴史ある資材を次世代へ繋ぐ活動は、社会的な評価にも直結します。


    新材にはない寸法安定性という実用的なメリット


    設計者が最も懸念する施工後のトラブル(反り・割れ・収縮)。
    新材の場合、人工乾燥(KD材)であっても、現場の環境変化で動くことがあります。

    一方、古材はすでに動ききった状態であるため、引き渡し後のメンテナンスリスクが極めて低いのが実務上の大きなメリットです。


    失敗しないビンテージ材木(古材)選びのチェックポイント



    古材は工業製品とは異なり、一つひとつに個性がある一点ものです。
    それゆえに選び方を誤ると施工トラブルや法規制の問題に直面し、プロジェクト全体に支障をきたすリスクも孕んでいます。

    現場での「こんなはずじゃなかった」を防ぎ、確実に理想の空間を形にするために、プロが必ず確認すべき5つの要点をまとめました。


    1. 不燃認定の有無(商業施設・公共施設では必須)


    特に飲食店や大規模なビルでは、建築基準法による内装制限が厳しくかかります。
    「雰囲気は良いが不燃ではない」素材は、設計の初期段階で選択肢から外れてしまいます。

    古材日和のように国交省認定の不燃古材を豊富にストックしているかどうかが、プロのパートナー選びの第一条件です。


    2. 在庫の安定性と追加発注への対応力


    「あと3枚足りない」という事態に、同じ表情の材をすぐ用意できるか。
    古材は一点ものですが、グループ全体で数万平米の在庫を抱える組織力があれば、同等品の補充が可能です。


    3. 現場の手間を減らすクリーニング・加工済か?


    解体現場から持ってきたままの木材には、泥や釘、寄生虫のリスクがあります。
    これらを自社工場で洗浄・検品し、現場で即施工できる状態で納品されるかどうかが職人の工数(=コスト)に大きく影響します。


    4. 現物を確認できるショールームの有無


    カタログやWEB画像は、光の加減で大きく印象が変わります。
    「思っていたよりグレーが強かった」、「手触りがラフすぎた」といったミスマッチを防ぐには、全国に拠点を持ち、実際に見て、触れて、香りを確かめられるショールームの存在が不可欠です。


    5. 設計者の意図を汲み取る提案力と加工力


    単に売るだけでなく「この壁一面に張るなら、どの厚みに揃えるのがベストか?」、「不燃処理をしても、古材の風合いは死なないか?」といった専門的な相談に乗れるスタッフがいるかどうかが、プロジェクトの質を左右します。


    プロの武器となる古材日和の主要ラインナップ



    「ビンテージの風合いが欲しい」という漠然としたイメージを具体的な形に落とし込むためには、素材のバリエーションを知ることが重要です。
    古材日和が取り扱う数多くのラインナップの中から、特に設計者やデザイナーから支持され、現場での採用実績が豊富な看板商品をピックアップしてご紹介します。


    USボード(グレー/ブラウン)


    北米の厳しい自然環境で風化した納屋の外壁材です。

    グレー: 太陽と風雨が作り出した、天然のシルバーグレー。
    ブラウン: 建物内部で守られ、琥珀色に変化した深い茶色。
    活用: カフェの背面壁や、オフィスのアクセントウォールに最適です。


    バーンウッド(柱・梁材)


    100年以上、巨大な建築を支えてきた構造体。
    手斧(アックス)の跡が残るダイナミックな表情は、空間のシンボルになります。

    活用: 吹き抜けの化粧梁、店舗の入り口を飾る門柱、重厚なテーブル天板。


    ブラックアンドタン


    ケンタッキー州の牧場フェンスとして使われていたオーク材。
    黒い塗料が剥げ落ちた独特の斑模様が、モダンなインテリアに抜群の相性を見せます。


    ステーションウッド


    日本鉄道の歴史を支えた駅舎材。
    国産材ならではの繊細な質感と、公共的なストーリー性が魅力です。


    【徹底解剖】ビンテージ材木がもたらす空間変革(施工事例)



    素材の魅力は、実際に空間として立ち上がった姿を見てこそ真価が分かります。
    こちらでは、古材を武器として使いこなしているプロフェッショナルの事例を紹介します。

    どのような意図で素材を選び、どのような課題を解決して唯一無二の空間を作り上げたのか、そのプロセスを紐解いていきましょう。


    事例① 建築設計事務所「株式会社樹工舎」様


    「豊富なラインナップが、我が社の武器になっています」 代表の矢野様は、設計段階でショールームに足を運び、現物を見ながら空間構成を練られます。
    「古材日和さんは加工精度が高く、厚みや幅を揃えてくれるので、現場の大工さんが迷わずに施工できる。

    デザインだけでなく、実務面の信頼が厚い」との評価をいただいています。


    事例② 福岡県・ハンバーガー店店舗設計


    「お客様から『めちゃくちゃ可愛い』と褒められる空間に」 カリフォルニア風の内装を実現するため、壁一面にUSボードを採用。
    本物の経年変化が放つ圧倒的な「こなれ感」が、SNSを通じた集客に大きく貢献しています。

    「店のグレードが上がった」とオーナー様も大満足の結果となりました。


    【重要】店舗設計に強い味方不燃古材の知識



    商業施設、ホテル、百貨店など、プロが最も頭を悩ませる内装制限に対し、古材日和は明快な回答を持っています。

    国交省不燃認定を取得済み: 薬剤を圧入し、不燃性能を担保。
    風合いを損なわない加工: 不燃処理特有の「白華(白い粉が吹く現象)」を抑える独自の品質管理。
    圧倒的なストック: 急な店舗オープン案件でも、不燃古材を即納できる体制を整えています。

    これにより、消防法をクリアしつつ、温かみのある木質空間を実現することが可能になります。


    古材日和がプロのパートナーとして選ばれる8つの理由



    1.全国6拠点のネットワーク: 香川・秋田・滋賀・東京・福岡・静岡で在庫を共有。
    2.即納体制: 国内外からの大量買い付けにより、大規模案件にも即応。
    3.現物選定の強み: ショールームで「当たり外れ」のない選定が可能。
    4.ワンストップ加工: 製材、不燃処理、クリーニングまで一貫対応。
    5.SDGsへの貢献: 解体材の再流通による環境負荷の低減。
    6.設計者への提案力: 「引き出しが増えた」と評価される、多様な樹種と加工の提案。
    7.豊富な導入実績: 有名ホテル、百貨店、公共施設への高い信頼。
    8.オンラインサポート: 遠方の現場でも、映像を通じた材の選定が可能。


    古材に関してよくある質問(FAQ)



    最後に、古材に関してよくある質問について回答します。

    1.不燃古材って何ですか?どんな建物に使えますか?
    2.他社との違いって何ですか?古材ならどこでも同じでは?
    3.DIYや個人利用で購入できますか?
    4.納期はどれくらいかかりますか?急ぎでも対応できますか?


    疑問を解消するためにも、ぜひチェックしてください。


    Q1. 不燃古材って何ですか?どんな建物に使えますか?


    不燃古材とは、国土交通省の不燃認定を受けた燃えにくい処理を施した古材のことです。
    飲食店・商業施設・ホテル・公共施設など、建築基準法上内装材に制限がある建物でも使用可能です。

    古材日和では国産・輸入ともに不燃処理済みの在庫を常備しており、短納期での納品も可能です。


    Q2. 他社との違いって何ですか?古材ならどこでも同じでは?


    古材日和の強みは、全国6拠点の在庫ネットワークと現物が見られるショールームです。
    また、仕入・保管・加工・不燃処理・出荷まで全て自社管理のため、品質が安定しており、加工精度も高いと評価されています。

    設計者・施工者からは「提案の幅が広がる」、「現場負担が減る」と、プロから選ばれているブランドです。


    Q3. DIYや個人利用で購入できますか?


    はい、可能です。
    古材日和では業者様向けの大口案件だけでなく、一般の方によるテーブル天板・棚・壁材などの購入も歓迎しています。

    一部の古材はカット済・クリーニング済の商品もあり、オンライン相談やショールームでの現物確認も可能です。


    Q4. 納期はどれくらいかかりますか?急ぎでも対応できますか?


    商品や加工内容によりますが、不燃古材や在庫材であれば即納も可能です。
    また、グループ全体での調達体制と自社工場の加工ラインにより、様々な仕様や限られた納期に対してもできる限り柔軟に対応しています。

    設計者からは「納期の不安がないので提案しやすい」との声も多く寄せられています。


    まとめ:理想の空間作りは信頼できるパートナー選びから


    ビンテージ材木(古材)は、単なる材料ではなく、空間に魂を吹き込む要素です。
    しかし、その扱いに慣れていないと、思わぬトラブルやコスト増を招くこともあります。

    20年以上の創業以来、古材と向き合ってきた私たちは、設計者の皆様の表現したい世界を形にするための、最強の黒衣(くろご)でありたいと考えています。

    「本物の質感を、安全に、手軽に導入したい」
    「内装制限があるけれど、木を使いたい」
    「施主をあっと言わせるストーリーのある素材が欲しい」

    そんな時は、ぜひ一度「古材日和」へご相談ください。
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