「アンティーク木材の定義は?」
「古材との違いを知りたい」
アンティーク家具などで使われる「アンティーク木材」は、過去に建築された家屋などから取り出された木材などを指します。
時間の経過が施した自然なデザインが新材には出せない雰囲気を醸し出すのが特徴です。
この記事ではアンティーク木材や、アンティーク木材の使い道などについて解説します。
アンティーク木材とは?
アンティーク木材とは、過去に建てられた木造の家屋や倉庫、納屋などを解体した際に取り出された質の良い木材のことを指します。
築60年〜70年以上の古民家から取り出された「古材」と近い存在で、風化によって変化した独特の質感や見た目が味わい深い木材となっています。
ただし、アンティーク木材には、「アンティーク調に加工された新材」も含まれることが多いため、古材と完全に同じ扱いはできません。
実際にショッピングサイトで「アンティーク木材」と検索すると、見た目はアンティーク調なものの、いつの時代にどこで採取されたか不明な商品も多くヒットします。
背景にある歴史もまるごと楽しめる本物のアンティーク木材を入手したい場合は、アンティーク木材専門店や古材専門店を利用するのが良いでしょう。
【アンティークってどういう意味?】
本来は古美術・骨董品のことを指す言葉。
年代を経て、品格のあるアイテムにも使われる。
参考:コトバンク
なお、自らアンティーク家具を制作したいDIY初心者の方などには、アンティーク調の新材などもおすすめです。
最初からレアで高価なアンティーク木材を使ってDIYをすると、制作過程のミスで木材を破損させたり、無駄にしたりする恐れがあります。
アンティーク木材の使い道
アンティーク木材には、実に多様な使い道があります。
何十年も前から雨風に耐えたり、太陽光を浴びたりして自然に風化が進んだアンティーク木材は新材には出せない深みのあるデザインが特徴です。
日常のシーンはもちろん、特別な空間演出などにも役立つアンティーク木材の使い道を紹介します。
- 家具
- インテリア
- 小物,キーホルダー
家具
アンティーク木材の代表的な使い道が「アンティーク家具」です。
特に欧州で制作されたアンティーク家具は世界中で人気があります。
アンティークと聞くと「何十年前のものがアンティーク?」と気になる方は多いでしょう。
アンティーク家具を扱う「アンティーク家具専門店 Handle」によると、歴史的なデザインを受け継いだものは「アンティーク」になるとのことです。
また、大量生産されていないことも重要視されています。
欧州などで古くから愛されるデザインが継承されたうえで、画一的ではない家具なら「アンティーク家具」と呼ぶことはできるでしょう。
必ずしも作られた年代や、採取した木材の背景を重視する必要はありません。
【アンティーク家具に使いやすい木材は?】
家具として利用するなら、比較的サイズが大きな「足場板」や「外装材」などが使いやすくなっています。
古材日和でも、過去の建築現場で利用された古材足場板や、北米の納屋から採取された外装材などを取り扱っています。
希望に合わせた商品選びが可能なので、お気軽にお問い合わせください。
参考:アンティークとは?ビンテージとの違いを徹底解説します!|Handle
インテリア
アンティーク木材は、室内の空間演出に役立つインテリアにも姿を変えます。
特に古い家屋を支えていた「柱・梁」などは、戸建てや飲食店に設置することで温かみや高級感のある雰囲気となります。
また、過去のフローリングが、現代の住宅のフローリングとして再活用されることもあります。
小物,キーホルダー
アンティーク木材は、持ち運びができる小物やキーホルダーに使うこともできます。
アンティーク家具と比べて購入しやすいだけじゃなく、DIY初心者でも制作しやすいため、アンティーク木材に興味を持ち始めた方にもおすすめのアイテムです。
気軽にアンティーク木材を楽しめるうえに、他の人と一線を画すハイセンスなアイテムとしてお気に入りの一品となるでしょう。
アンティーク木材の種類
アンティーク木材の種類は多く、選ぶ木材によって家具やインテリアの雰囲気も大きく変わります。
ここではアンティーク家具などによく使われる代表的なアンティーク木材について解説します。
- オーク
- マホガニー
- ローズウッド
- ウォールナット
- パイン
オーク
オーク材はアンティーク家具などに特に使われる木材です。
日本では「ナラ」と呼ばれる木材で、北海道などでよく見られる落葉広葉樹となっています。
家具に欠かせない頑丈性と、美しく魅せるための重厚感を併せ持つのが特徴です。
加工も施しやすいため、古くから家具に使われてきました。
マホガニー
時間の経過と共に赤みがかった光沢が美しく出現し始める、「THEアンティーク」の雰囲気を醸し出す木材です。
元々は中南米で採取される樹木でしたが、ワシントン条約によって当該地域の動植物の国際取引が制限されていることから、現在はアフリカや東南アジアなどで採取されたものが流通しています。
マホガニーは「センダン科マホガニー属」の3種の木の総称であり、世界三大銘木の一つに数えられる木でもあります。
現代で本物のマホガニーを入手することは困難であることから、マホガニー材を使った家具は非常に希少です。
ローズウッド
深く燃え盛る炎のような赤がローズウッド材の最大の特徴です。
マホガニーと同様にワシントン条約で輸出が厳しく制限されており、現在は入手困難となっています。
耐久性に非常に優れていますが、加工が難しく家具にするまでの手間もかかることから、ローズウッドが使われる家具は特に高級で希少性が高いのが特徴です。
ウォールナット
マホガニーと同様に世界三大銘木に数えられるウォールナットは、主にアメリカで採取される広葉樹です。
耐久性を持ちながら加工性に優れているため、家具にうってつけの木材といえます。
色は基本的に茶褐色ですが、細かい色が幾重にも重なっていることから人工的に再現するのが難しい美しさとなっているのが特徴です。
ワックスとの相性が良く、ツヤを出しやすい木材でもあります。
パイン
パインとは「松の木」のことです。
アンティーク家具に使われながら安価で入手しやすく、アンティーク木材をはじめて取り扱う方でも加工しやすい柔らかさが特徴となっています。
北米で採取された松の木を「パイン」と呼び、国内でも多く流通しています。
アンティーク木材を使ってDIYをはじめたい方にもおすすめで、木材の全国配送ができる「古材日和」でも取り扱っています。
「アイモンディパイン」は表面をサンディング加工しており、どなたでも扱いやすいよう滑らかな触り心地に仕上げているのが特徴です。
ご要望に応じてサイズ調整や加工も可能なので、お気軽にお問い合わせください。
古材の相談は「古材日和」がおすすめ!
古材やアンティーク木材のご相談は「古材日和」にご相談ください。
「香川・秋田・東京・滋賀・福岡」の全国5ヶ所に店舗を構えており、実物の古材商品をご覧いただけます。
また、ネットでも相談を承っているので、お店やご自宅に古材を使ったアイテムを取り入れたい方にもご利用いただけます。
古材商品の品揃えは最大級で、ご要望に合った形で短納期の納品も可能です。
古材の活用方法のご提案もできるので、木による空間演出にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
プロジェクト案件、全国展開案件や、関東エリア、新潟、富山、石川、広島、鳥取、島根、岡山、香川、徳島、高知、愛媛にて、古材を使った店舗・住宅を検討されている設計士様、施工店様、オーナー様の皆様へ。
古材に関する相談は、香川県坂出市の「古材日和 グループ本部 塚田木材(株)」にご相談ください。商業施設やホテルなど、不燃規制のある物件にも対応できる、不燃処理済みの古材も取扱いしております。お客様のご要望に合わせて、古材を活かしたオンリーワンの店舗住宅を実現します。
また空き家になっている古民家の解体や、古材の買取にも注力しています。
古材に関する相談・購入・サンプルをお求めの方は、「古材日和 グループ本部 塚田木材(株)」にお問い合わせください。
お問い合わせは、お問い合わせフォーム・公式LINE
または下記まで
国内統括・グループ本部
塚田木材株式会社
〒 762-0046 香川県坂出市富士見町1丁目2-19
営業時間:
平日8:00~17:00、土8:00~12:00
定休日:
土(午後)、日祝日
- 0877-35-8177 (古材担当まで)
- 0877-46-5205
- toiawase@kozaibiyori.com