今日は古材の永遠のテーマ「寸法」についてのお話です。
古材は”建築当時の材料寸法”に従った寸法となること、”経年変化で寸法が変化する”ことが原因で、思い通りの寸法の古材があるわけではありません。その為、古材の寸法に合わせて設計や施工を調整していくのが通常となっており、我々も古材の寸法についてのアドバイスやコンサルティングを行っております。
しかし、今回のお客様はどうしても寸法を正確に揃えたいとのこと。古材で柱や梁を組む部分がおおく、寸法にバラツキがあると非常に施工しにくいというのがその理由です。
そこで、今回は古材の製材品を提案いたしました。
まずは古材の端材を製材して試作、角材だけではつまらないので、丸太なんかもカットして、古材面をちょっと残してみました。

お客様も、
お、なかなか面白いっ!
丸みなどは残っていても、全体の太さが均一であれば組みやすいので、これいいかもっ!?
製材して古材面が減るので古材感が無くなるかと思ったけれど、丸みやほぞ穴などが残れば古材感は十分味わえる!
ということで、私も面白くなってきたので、次はあえて丸太を使ってテスト製作!

↑右2本はいいとして、左のクネクネ古材はやりすぎやろっ!(笑)完全に製作側の趣味で作ってみることにしました!
古材の製材は、金属探知機や手作業での釘除去など大変なのですが、とりあえずこの工程は省きまして(笑)完成品がこちら!

↑ちょっと丸みを多めに残した寸法にしましたが、なかなか面白い形状になりました。
お客様も「たくさん古材を使ってきたけれど、これは初めてのパターンだね、おもしろいっ!」とのこと
そして、例のクネクネは、、、


↑「実におもしろいっ」(福山雅治風)笑
これほんとに面白い形状で古材じゃないと絶対にできないです!
いやいやこれは面白い活用方法を生み出してしまった!!
この後、お客様と相談して、最終的なカット面の表面処理や色合いも試行錯誤しながら調整して、形状もあまりやりすぎない程度の丸みをのこすということで、完成したのがこちら!
ずらりと並べると圧巻ですね!
丸み、ほぞ穴、ひび割れ、古材の表情がしっかり残っていますが、寸法はご覧の通り均一になっています。
お客様も大満足の商品が生まれました。
古材の製材は、釘抜きや、大型製材機の活用等、でなかなか通常はできませんが、古材日和グループでは大型製材機を完備しておりますし毎日加工をやっておりますのでこの辺はお手の物です♪
お客様のご要望に寄り添えば、新しいものが生まれますね!
これからもお客様と古材の橋渡し役を担っていきますので、どしどしご要望お寄せください!
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