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古材家具の基本と魅力
古材家具は近年のトレンドとして注目されています。なぜ古材が人々の心を捉えているのか、その秘密を探ってみましょう。
古材とは?その特徴と魅力を探る
古材とは、古い建築物などを解体した際に取り出された木材のことです。無垢材として長年使用されてきた古材は、化学物質による加工がないため、シックハウス症候群の心配が少ないのが特徴です。
新しい木材にはない独特の風合いが特徴で、ビンテージやアンティークな雰囲気を好む人々から特に好かれます。
木の年輪や傷、色の変化具合など、時間の経過と共に育まれた美しさを楽しめるのが古材の魅力といえるでしょう。
古材家具はインテリアアイテムとしても役立つ!おすすめの古材家具を紹介
古材特有の風合いを活かした家具は多く存在します。
特徴的な質感・素材感を持つ古材で作成した家具は、お部屋の雰囲気を彩るインテリアとしても活躍します。
生活の基盤を支えながら、特有の世界観を作るのに適しているのが古材家具の特徴と言えるでしょう。
代表的な製品を紹介していくので、一つひとつ見ていきましょう。
【古材テーブル/デスク】
古材の質感がそのまま活かされたテーブルは、落ち着きのある空間と特に調和しやすいインテリアです。
ダイニングテーブルやサイドテーブル、デスクとして利用されることが多く、設置することでリビングがビンテージな雰囲気へ様変わりします。
【古材による壁の装飾】
古材を壁面に貼り付けることでウッディな演出をすることも可能です。
特にリビングや玄関などの目立つ部分に木製の腰壁などを設置すると、空間全体がクラシックな雰囲気に包まれます。
【古材ラック(棚やシェルフ)】
古材を利用したラック(棚やシェルフ)は、利便性とデザイン性を兼ね備えているインテリアです。
おしゃれなアクセサリーや小物、雑貨や本とは特に相性が良く、お部屋の雰囲気を保ったまま綺麗に収納が可能となります。
またキッチンで食器用の棚に古材を活用するといった方法も人気です。
DIYで作ることもできるので、オリジナルの形にアレンジするのもおすすめです。
【古材の椅子やベンチ】
椅子やベンチに使用される古材は、使うたびに風合いが増すのが特長です。時間とともに成熟した木の温もりを感じることができ、長く使うほど愛着が湧きます。
また、古材の椅子を古材のテーブルとセットで使うことでより成熟した木の魅力を楽しむことができます。
これらのアイテムを設置することで、いつもの生活空間に古材ならではのぬくもりや落ち着きを加えることができます。
また今回紹介したもの以外にも、TV台(テレビボード)や本棚、引き出し、飾り棚など様々なアイデアがありますのでお部屋が元から持つ空気感なども考慮しつつ、古材インテリア(家具)の活用方法を考えてみてください。
古材を活かすインテリアの基本テクニック
古材の持つ深みや風合いは、他の素材とは一線を画す独特の雰囲気を空間にもたらします。この雰囲気を最大限に引き出すためにはテクニックが必要です。
【古材の存在感や部屋の雰囲気を考慮する】
まず、古材の存在感や雰囲気を考慮しましょう。古材は落ち着いた雰囲気を演出できますが、デザイン自体は独特で強い印象を放ちます。
そのため、部屋のバランスを崩さないよう設置することが必要です。一つの部屋に古材を多用しすぎると、空間が重たく感じられ、圧迫感を与えてしまう可能性があります。
逆に、古材のアイテムとモダンなアイテムを組み合わせれば、部屋全体が持つ落ち着きと古材の魅力の両方を活かすことができるでしょう。
【古材の使いすぎに注意する】
古材の色合いもポイントです。古材はそれぞれが独特の色合いや質感を持っているため、あまり多用しすぎると却って特徴的な部屋になりすぎてしまいます。
アクセントとして利用するほうが、古材の長所を上手に活用しやすいのです。
【ライティングを駆使して古材の魅力アップ】
また、古材の質感や木目は、照明のもとでより魅力的に映えます。暖かみのあるライティングと共に設置すると、古材が放つ温もりをより一層感じることができるでしょう。
古材をインテリアに取り入れる際には、これらのポイントを活かして、その魅力を最大限に味わいましょう。適切な配置、照明、色の組み合わせが古材の独特の雰囲気を一層際立たせます。
古材家具選びのポイント
古材家具を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
材の種類と選び方
古材家具を選ぶ際、最も重要なのが「材」です。古材にはさまざまな木材が使用されており、それぞれに特有の風合いや特性があります。
例えば、オーク(樫)は堅くて耐久性があるため、テーブルや棚に適しています。
一方、パインは軽くて加工しやすく、ナチュラルな印象が強いため壁に貼り付けて利用されることが多い木材です。
このように、選ぶ木材によって家具の耐久性や雰囲気、そしてお手入れの方法などが大きく変わります。自分のライフスタイルやインテリアのテイスト、使用する場所の環境などを考慮して、最適な木材を選びましょう。
古材家具と他の家具をマッチングさせるコツ
古材家具と他のアイテムを組み合わせる際には、色や素材感を合わせることが重要です。
例えばリビングに古材テーブルを置く場合、ソファやシェルフも同じテイストにすると統一感が出て部屋のテーマがはっきりとします。
写真の洗面台は、壁面とミラーを白で統一し、古材の風合いを引き立てる洗練された空間に仕上げています。
また、古材家具が持つ風合いや歴史といった魅力を最大限引き出すには、同じ時代や地域の家具を選ぶのもおすすめです。また、家具の高さや幅などのサイズ感を揃えると、空間のバランスも取りやすくなります。
アクセントとして異なるスタイルの家具を取り入れることも良いですが、雰囲気を保ちたい場合は一つか二つ程度に抑えましょう。
古材家具を長く愛用するためにはメンテナンスが重要
古材家具を長く楽しむには、適切なメンテナンスが欠かせません。
業者から購入した古材家具は職人による塗装やメンテンナンスが施されたうえで発送されているため、乾拭き程度のお手入れでも問題ないでしょう。
しかし、DIYで制作した古材家具は、保護するためのワックス塗布や貼り替えが必要な場合があります。
古材に限らず、木材は湿度で反ったり、直射日光で内部が乾き、割れの原因になったりします。
古材家具の美しさと安全性を維持するためにも、季節の変わり目など年に数回は家具の状態を確認し、必要に応じてメンテナンスを行ってください。
古材家具を利用したインテリアアイデア
古材を使って、今までにないユニークなインテリアデザインを楽しむためのコツを紹介します。
壁を活かす!古材を使って壁をコーディネート
古材を使ったインテリアの魅力として、特に人気なのが「壁面デザイン」です。
古い杉や檜、松といった古材の風合いや質感を壁面に取り入れることで、よりアンティークで温かみのある空間演出ができます。
さらに洗練された空間を作るなら、シンプルな家具や照明、絵画などを組み合わせるのもおすすめです。
古材は天井や床にも取り入れられるので、好みに合わせて空間全体を古材の魅力で包み込むこともできます。
はじめての古材DIYでおすすめの家具
DIYとして古材をリメイクするのは、アンティーク好きの方はもちろん、古材のレトロな雰囲気に魅せられた若者にも人気があります。
お家に古材ならではのレトロな雰囲気を取り入れたい場合は、DIY初心者でも挑戦しやすいシンプルな家具がおすすめです。
【挑戦しやすい古材家具】
・ローテーブル
・スツール
慣れてきたらシェルフや飾り棚にも着手してみると良いでしょう。
手作りの家具は、空間演出に役立つことはもちろん、使用する度に特別な気分を味わわせてくれます。
他の素材と組み合わせるのもおすすめ
古材とは異なる種類の素材を組み合わせることで、レトロで温和な雰囲気は保ちつつ、新しい表情やデザインの木製アイテムを作ることもできます。
例として挙げられるのは、杉の板とアイアンのフレームを組み合わせたテーブルや、オーク材とガラスを使ったディスプレイシェルフなどです。
各素材の持つ特性を上手に組み合わせてリメイクすると、利便性が高く、近代的な雰囲気も持ち合わせたお気に入りの古材家具が誕生します。
インテリアを組み合わせる時にも、古材家具が活躍しますよ。
古材の家具を使った店舗設計の事例をご紹介
古材日和の家具は、全国のカフェやブランド、ショールームなどで活躍しています。
今回は和やかな日常生活を支える「カフェ」で店舗設計に携わった事例を紹介します。
【事例1】古材テーブル・古材壁@シアトルズベストコーヒー博多駅筑紫口店
・店舗名:シアトルベストコーヒー博多駅筑紫口店
・住所:福岡県福岡市博多区博多駅東2-3-1 NTTビル東館1F
・使用場所: 壁・天井・天板・カウンター
・ウェブサイト
シアトル生まれのコーヒー店「シアトルズベストコーヒー博多駅筑紫口店」様からご依頼をいただいた事例です。
壁、天井、天板、カウンターと、店内のいたるところに古材日和の「クラシコ」や「MOQGs(モクジス)ボード」を使用しています。
SDGsの一環として、古材丸太や角材から特に質の良い部分を切り出して再利用するMOQGsボード。
肌触りの良い上質な感触で清潔感があるクラシコのどちらも、オーガニックで落ち着いた雰囲気のカフェを演出する大切なピースとなっています。
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①クラシコ
歴史と風格が息づく国産古材「クラシコ」は、長い年月を経て醸成された古材ならではの深い味わいと、上品な質感が特徴です。やわらかな風合いの針葉樹(杉やマツ等)、気品漂う広葉樹(ケヤキやクリ等)がございます。
時を重ねて生まれた木目の美しさと、落ち着いた色合いは、モダンな空間にも自然に溶け込み、豊かな個性を与えています。
②MOQGs (モクジス) ボード t35
歴史ある木材に新たな命を吹き込んだ「MOQGs(モクジス)」数十年、百年以上もの歳月を重ねた古材から、最も価値のある部分を丁寧に選り抜き、現代のニーズに応える形へと生まれ変わらせた逸品です。
MOQGsは、伝統的な価値と現代のサステナビリティの要求を調和させたSDGsの理念に沿った次世代の建材として、建築や内装の分野に新たな可能性を切り開いています。
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【福岡 古材の施工例】シアトルベストコーヒー博多駅筑紫口店
【事例2】古材テーブル@Green Life Coffee Roaster
・店舗名:Green Life Coffee Roaster
・住所:宮城県多賀城市高橋4丁目3番3号
・使用場所: 天板・カウンター
・インスタグラム
宮城県多賀城市で自家焙煎珈琲などを提供する「Green Life Coffee Roaster」様からご依頼をいただいた事例です。
納品したのはオーダーメイドの古材テーブル。
使用した古材は、硬く頑丈で、気高さを感じる色や木目が特徴の「栗古材」です。
職人が細部まで丁寧に仕上げを行っており、その艷やかな天板に照明が当たることで広い店内のなかでも一際存在感を放つインテリアとなっています。
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【宮城 古材の施工例】Green Life Coffee Roaster @宮城県多賀城市
ほっと一息つけるようなティータイムから賑やかなトークの場まで、様々なシーンに寄り添ってくれる心強いアイテムです。
この事例で使用した古材はこちら
①古材テーブル 規格品
熟練の古材家具職人たちの手によって、一点一点、魂を込めて仕上げられたテーブル。それは、まさに家具を超えた芸術品と呼ぶにふさわしい名品です。
同じパターンで制作されたテーブルであっても、一枚として同じものはありません。
古材テーブルは、単なる家具としての機能性だけでなく、時を重ねた木材だけが持つ本質的な魅力を、現代の暮らしのなかで存分にお楽しみいただける逸品です。
②古材カウンター・テーブル天板 特注品
お客様一人ひとりの想いに寄り添った、オーダーメイドの古材カウンターやテーブル天板を制作しています。
空間や用途に合わせて、サイズや仕上げ、デザインなど、細部にわたってカスタマイズが可能です。長年培ってきた古材の目利きと加工技術を活かし、お客様のご要望を形にする匠の技で、理想の一品を実現いたします。
【事例3】一般住宅で古材家具をインテリアとして活用した事例
・使用場所: 壁・天井・天板・カウンター・ドア・什器
・北九州市小倉北区
こちらはマンションをリノベーションされたお客様の古材事例です。
古材板「USボード ブラウン」を帽子掛けとして壁に設置し、お気に入りの帽子の置き場所として活用されています。
古材家具はその場所の雰囲気を変える特徴を持つため、一つのインテリアとしても存在感を放つのです。
この事例で使用した古材はこちら
①USボード ブラウン
北米の納屋や倉庫から採取された古材には、数十年の時を経た今でも、当時のノコ目跡がはっきりと残されています。
温かみのある懐かしい素材感と、どんな空間にも調和する落ち着いたブラウンカラーが特徴です。ナチュラルでありながら、古材ならではの存在感で、空間に深みのあるアクセントを添えます。
②古材の壁(古材ウォール)
単なる板材張りとは一線を画す、梁材からの製材カットによる壁面デザイン。表面の凹凸が織りなす陰影は、壁面に深みのある表情を生み出します。
朝から夕暮れまで、光の移ろいとともに刻々と変化する古材の表情は、まるで生きているかのよう。一世紀もの時を経た古材と職人の技、そして現代のデザイン感性が見事に調和した空間演出が実現します。
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【福岡 古材の施工例】一般住宅 マンションリノベーション
古材家具はインテリアとしても輝く!気になったら古材日和のプロスタッフにご相談を
古材家具は実用性だけじゃなく、その場の雰囲気をガラっと変えるインテリアとしても活躍します。
また、古材は利用されてきた時間や環境によって質感や素材感が異なるのも特徴です。
それゆえに、自分だけのオリジナル家具・インテリアを作りやすい木材でもあります。
「他にはない雰囲気を演出し、自分だけの空間を作ってみたい」
そんな時には、ぜひ古材日和にご相談ください。
古材に精通した全国のプロフェッショナルが、お客様のイメージをさらに膨らませるサポートをいたします。
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