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自分の手で、機能的でおしゃれな住空間を造るDIY。近年は、テレビや雑誌などのメディアでも多数取り上げられ、すでにブームを超えて、日常になっていると言えるでしょう。
その中でも、古材を使ったDIYが注目を集めています。自宅のリフォームやアンティーク家具の作成、カフェやレストランなどの商業施設、また、アートの世界でも活用されています。
今回は、古材を活用したDIYの魅力や古材の入手方法、インテリアの実例や手順をご紹介します。これから、ワンランク上のDIYにチャレンジしたい方に、ぜひ参考にしていただければと思います。
古材DIYの魅力を知ろう
古材は、その名の通り、古い木のことです。主に古民家等の建造物で使われた木材に、特殊な加工や処理を施し、新たな資材として蘇らせます。古材には、長い年月をかけて刻まれた歴史・傷や変色があり、新しい木材にはない独特の雰囲気があります。
まずは、古材の特徴と魅力を紹介しましょう。
古材の特徴と魅力
古材を使用したDIYでは、オリジナリティがあり、環境に優しいインテリア作りを楽しめます。
古材には、さまざまな表情があります。温かみのあるアンティークやナチュラルテイスト。クラシカルで重厚感があるヴィンテージスタイル。選ぶ古材によって、どんなインテリアスタイルにもマッチします。
また、古材を再利用すれば、その分、新しい木を伐採しなくて済みます。古材を選ぶことで森林を守ることに繋がります。
そして、古材は住む人に優しい資材でもあります。天然の古材は、科学物質を使用していませんので、シックハウス症候群などが心配な方でも安心して利用できるのです。
古材を使ったDIYのトレンドと人気
最近は、古材を使って、おしゃれで機能的なインテリアを自分で作成している人が増えています。テーブルや棚、カウンターなどの家具作りは特に人気で、SNSでの発信も活発に行われているようです。古材を使用すると、一般的なDIYの家具作り以上に、自分だけの個性あふれる作品が作れるため、インテリアにこだわる人々から人気を集めています。
古材を使用することで節約できるコスト
古材を利用すれば、新しい木材を購入するコストを節約できます。古材専門店やネットショップでは、比較的低価格で購入できることもあります。
古材ってどこで手に入れたらいいの?

古材を取り扱うホームセンター
最近では、ホームセンターでも古材の取り扱いが増えてきています。比較的リーズナブルな価格で販売されているのが魅力です。また、ホームセンターはDIY用品が充実しているため、道具をチェックしながら購入できます。これからDIYにチャレンジしたい初心者の方におすすめです。
デメリットとしては、種類やサイズが少ないことが挙げられます。イメージに合った古材を探したい場合は、専門店に相談した方が良いでしょう。
古民家を解体した知り合いから譲ってもらう
古民家を解体する際には、多くの古材が出てきます。知り合いや地域のコミュニティを通じて、古材を譲ってもらうことも一つの方法です。古材の再利用は、廃棄物の削減や環境保護に繋がります。
しかし、古民家を解体して古材を採取するのは、非常に専門的で難しい作業です。また、状態が良くない木材も多く含まれるため、選別して適切な処理を施さなければなりません。
ケガや事故が発生する危険性もあるため、譲ってもらった古材をそのまま利用するのは避けましょう。
古材の専門店やネットショップ
古材の専門店やネットショップでは、幅広い種類の古材が手に入ります。木材の選定からアフターサービスまできめ細やかにサポートしてくれるでしょう。
実店舗やショールームなら、自分の目で古材の質感や色を確認でき、専門スタッフからのアドバイスも受けられます。また、オリジナルの加工も可能です。少し高価かもしれませんが、理想のスタイルにぐっと近づきます。
近くに店舗がないときは、ネットショップも便利です。自宅まで送ってもらえますし、特別な古材が見つかることもあります。気を付けたい点としては、写真のイメージと現物が違う場合があることです。担当者とコミュニケーションを取りながら、じっくり検討していきましょう。
古材の詳しい購入場所や購入方法はこちらの記事でも紹介しております。
【古材ってどこで買えるの?古材の魅力や古材日和について紹介】
古材を使用したインテリア実例
古材を使ったインテリアの実例をご紹介します。
初心者向け古材DIY事例(ワイン箱を使用した収納)
手軽に空間のイメージチェンジをしたい方におすすめなのが、ワイン箱を使用した収納です。このワイン箱は、海外から輸入したワインを梱包していたものです。木目の模様が美しく、ワインの銘柄も刻まれており、エレガントな雰囲気を醸し出してくれます。小物入れやガーデニングアイテムとして使用すると、一味違った上質な空間を演出してくれます。
ワイン箱の商品詳細はこちらです。
中級者向け古材DIY事例(テーブル天板・カウンター・棚)
古材を使ったテーブルやカウンターは、中級者におすすめのDIYです。ダイニングの中心にあるテーブルの天板を変えると、お部屋の雰囲気をガラリと変えてくれます。
古材の表面を磨いたり、塗装を施すことで、なめらかな使用感になり、汚れが付きにくくなります。
納屋や倉庫の内部から採取した、USボートブラウンは、100年前のノコギリの跡がそのままに残る懐かしさや温かさが感じられる人気の古材です。天板として使用すれば、存在感抜群です。
USボートブラウンの商品詳細はこちらです。
ユーズドプレーンは、建築現場の足場として、職人さんの安全を守ってきた素材。ペンキや錆び、釘の跡など、手仕事の跡が見て取れます。サイズがほぼ均一で、さまざまな用途に合わせ、多目的に使用できます。
ユーズドプレーン(古材足場板)の商品詳細はこちらです。
古材の魅力を存分に感じられ、オリジナリティ溢れるインテリアにしたいとお考えの方におすすめなのは、USビーム(ハンドヒューンビーム)を使った棚がおすすめです。
北米の古い建材で使用されていた角材。一番の特徴は、表面に見られる手斧の跡(HAND-HEWN)です。機械が発達していない時代、この木材は、一本一本手斧を使って手間をかけて整えられました。大胆な手斧の痕跡から、北米の職人の力強さと情熱が感じられます。
USビーム(ハンドヒューンビーム)の商品詳細はこちらです。
古材の塗装と仕上げの方法
古材を使ったDIYの塗装と仕上げの一般的な方法は、以下の通りです。
⓵下準備:木材の表面をきれいにし、サンダーや紙ヤスリで表面を整えます。
②塗装:塗料を塗ります。一般的な塗料は、水性ステインや油性ウレタン着色ニスなどです。自然素材の柿渋や蜜蠟ワックスも人気があります。これらの塗料は、木目を活かした仕上がりになり、初心者にも使いやすくなっています。
③乾燥:塗装後は十分乾燥させます。
④仕上げ:必要に応じて、再度塗装します。
⑤保護:しっかり乾燥させたら、最後に蜜蝋ワックスなどを塗り保護します。
使用する木材や、どんな見た目にしたいかによって選ぶ塗料や作業も変わります。理想の仕上がりに近づけたい場合は、専門家に相談してみましょう。
古材を使ったDIYで必要な準備と進め方は?
実際にDIYを始める際に、必要な準備や進め方をご紹介します。
必要な道具と材料の準備
古材DIYに必要な一般的な道具と材料は、以下の通りです。
・古材
・木工用ボンド
・ノコギリ、ドリル、ハンマーなどの工具、ビス・ネジ
・サンダーや紙やすり
・塗料
・手袋・マスク・ゴーグルなどの保護具
古材DIYの計画方法
古材を使ったDIYを成功させるために、最初に計画を立てましょう。
①どんなアイテムや家具を作りたいのか決めましょう。
②古材のサイズ、質、硬さ、色合いなどを確認し、適切なものを選びます。
③実際のサイズやデザインをスケッチします。必要な材料やツールのリストも作成します。
④木材を加工するための基本的なツール(ノコギリ、ドリル、ハンマーなど)を揃えましょう。
⑤ゴーグル・手袋・マスク・耳栓などの保護具を使用しましょう。作業エリアを整理整頓します。
⑥木材の加工・古材をサイズに合わせて切断します。サンドペーパーで滑らかに仕上げ、必要に応じて塗装や仕上げを施します。
⑦スケッチやデザインに従って、部品を正確に組み立てましょう。
⑧仕上げ・保護塗料やワックスを塗布して、木材の寿命を延ばしましょう。
完成後のメンテナンスとアフターケア
DIY作品の完成後は、メンテナンスとアフターケアが重要です。古材は経年変化を楽しむ素材であり、適切なケアで長持ちします。清掃や塗装の補修、必要に応じた修理は、作品の美しさと機能を保つためには欠かせません。
特に古材の表面は、定期的にオイルを塗布することで、木材の乾燥を防ぎ、良好な状態を保てます。
古材日和でDIYにおすすめの古材を見つけよう!
古材を使用したDIYは、個性的な材料の選択から始まります。古材日和は、全国各地から集められた豊富な古材を提供しており、DIYに最適な木材がきっと見つかります。ぜひ、ショールームで、本物の古材の素晴らしさに触れてみてください。
この記事では、古材DIYの魅力、入手方法、DIYの実例、そして必要な準備と進め方について詳しくご紹介しました。古材を使ったDIYは、生活空間に個性と歴史を感じる要素を加えることができます。ぜひ、自分だけのインテリア作品作りを楽しんでくださいね。
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